CCC(キャッシュ・コンバージョン・サイクル)は、仕入れにお金を払ってから、売上として現金が戻るまでの日数です。短いほど資金繰りは楽になります。
業種によって数字はまったく違います。
- 小売業: -5.7日 — 現金で売れて、仕入代金は後払い。お金が戻るほうが先。最強の構造です。
- 情報通信業: 30.8日 — 約1ヶ月の立て替え。
- 不動産業: 251.6日 — 8ヶ月以上、現金が外に出たままになります。
自社の数字が業種平均より長ければ、そこに改善の余地があります。
縮める3つのレバー
① 在庫日数を減らす
売れ筋と死に筋を分け、動かない在庫を定期的に処分する。倉庫に眠っている在庫は、形を変えた現金です。
② 売掛の回収日数を減らす
請求書の発行が遅れていないか。納品した月に請求できているか。ここは意外と自社側の事務スピードが原因になっています。請求漏れ・請求遅れは、そのまま日数の悪化として現れます。
③ 買掛の支払日数を延ばす
無理な交渉は関係を損ないますが、支払日が月に何度も分散しているなら、月1回にまとめるだけでも管理は楽になります。
1人あたり売上高もあわせて見る
日本の中小企業の1人あたり売上高は平均1,715万円ほど。自社がこれを大きく下回るなら、人の配置か、業務の重複か、単価のどこかに理由があります。CCCと1人あたり売上高、この2つを年1回でも算出しておくと、感覚ではなく数字で議論できるようになります。
集計は会計データから自動化できます。「毎月、自動で出る」状態を作ることが、まず最初の一歩です。
合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。
