「新しいサービスを始めよう」と社内で言い出してから、半年経ってもまだ会議をしている。心当たりはないでしょうか。
Googleが公開している「デザインスプリント」は、この停滞を5日で打ち破るための型です。
5日間の中身
- Day1 — Map(問題を理解する):課題を書き出し、どこを攻めるか1点に絞る
- Day2 — Sketch(解決策を描く):各自が黙って紙に描く。会議で話し合わない
- Day3 — Decide(決める):出た案から1つ選ぶ。多数決でなく決定権者が決める
- Day4 — Prototype(作る):動くフリでいい試作品を作る
- Day5 — Test(試す):実際の顧客5人に触ってもらう
金曜の夕方には「この案は当たり/外れ」の答えが出ています。
中小企業でやるときのコツ
Googleは専任チームでやりますが、10名規模の会社でも縮小版は成立します。
Day2を「黙って描く」にするのが最大のポイントです。会議で意見を出し合うと、声の大きい人の案に収束します。全員が別々に紙に描いてから並べると、驚くほど違う案が出てきます。
Day3の決定は社長がやる。合議にすると角の取れた無難な案が残り、検証する価値がなくなります。
Day5のテストは5人でいい。統計的な有意性は要りません。5人中4人が同じところで詰まったら、それは直すべき箇所です。
AIが変えたのはDay4
従来、Day4のプロトタイプ作成が最大の壁でした。1日で試作品を作れる人材が社内にいないからです。
ここが、いまAIで一番大きく変わった部分です。画面イメージと動きの説明を渡せば、その日のうちに触れるものが出てきます。「作れないから検証できない」という言い訳が消えました。
まず1回、金曜に答えを出す
5日連続で全員を拘束するのが難しければ、毎日午前中だけの5日でも構いません。大事なのは、期限を切って金曜に結論を出すと決めること。
半年悩んでいる案件が社内にあるなら、来週の1週間をこれに充ててみてください。当たりでも外れでも、半年分の停滞よりはるかに前に進みます。
合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。
