金利が上がっている、という話は毎日のように流れてきます。政策金利は1.00%、10年国債の利回りは2026年7月初めに2.830%まで上がりました。約30年ぶりの水準です。
ただ、こういう数字は日々動くので、経営者が毎日追うにはコストが合いません。もっと安く見られる計器を1つ紹介します。
小規模企業共済の一般貸付の年利です。現在1.5%。
これは市場で決まる金利ではありません。行政が「金利情勢等を踏まえて設定する」と明記したうえで決めている、据え置きの金利です。だから市中の金利が動いても、すぐには動きません。遅れて、まとめて動きます。
そして遅れて動くからこそ、使い道があります。この利率が改定されたという告知が出た日は、「金利上昇が一時的な波ではなく、行政が認めた地形になった」という答え合わせの日です。毎日チャートを眺めるより、判断材料としてはむしろ確度が高い。
やることは、半年に1回、中小機構のページを見るだけです。所要は数分。変わっていなければ何もしない。変わっていたら、そのときが借入条件の見直しを相談し始めるタイミングです。
計器はたくさん持つ必要はありません。取りに行くコストがほぼゼロで、動いたときの意味がはっきりしているものをいくつか決めておく。それだけで、マクロの話は追える範囲に収まります。
合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。
