「うちは忙しいのに、なぜか手元にお金が残らない」——秋田で経営者の方とお話ししていると、必ずと言っていいほど出てくる悩みです。
原因を探るとき、私たちはまず事業を3つの工程に分解します。価値創造(創る)→ 価値提供(届ける)→ 対価回収(回収する)。この3つがぐるぐる回ることで会社は生きています。どこか一箇所でも詰まれば、他がどれだけ頑張っても水は流れません。
よくある詰まり方
① 創ってばかりで届けていない
新商品、新メニュー、新サービス。作ることには熱心なのに、それを知らせる仕組みがない。ホームページは3年前のまま、SNSは半年止まったまま。創造だけが空回りしています。
② 届けているが回収が遅い
受注は取れている。納品もしている。でも入金は3ヶ月後。この間の材料費と人件費は自腹です。売上が伸びるほど資金繰りが苦しくなる、という逆説がここで生まれます。
③ 回収した先の再投資がない
利益は出た。しかし翌年また同じやり方に戻る。ループが回っているようで、実は同じ場所を空転しています。
AIが効くのは「届ける」と「回収する」
現場でよく相談を受けるのは「創る」の部分です。しかし実際にAIが最も効きやすいのは、後ろの2工程です。
- 届ける: 商品説明文、チラシ原稿、SNS投稿、問い合わせへの一次返信。これらは下書きをAIに任せ、人は最終判断だけを行う。
- 回収する: 請求書の作成漏れチェック、入金消込の突合、支払サイトの一覧化。ミスが致命傷になる工程ほど、機械の目が向いています。
まず自社の3工程を紙に書き出し、「今どこが一番詰まっているか」に丸をつけてみてください。丸がついた場所こそ、最初にAIを入れるべき場所です。全部を一度にDX化しようとするから、多くの会社は途中で止まります。
合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。
