2026年4月24日に閣議決定された2026年版中小企業白書に、こう書かれています。
「こうした経営環境の転換期にある中で、現状維持は最大のリスクといえるだろう。短期的な損益を追うのではなく、長期的な視点で事業構造・組織構造を再構築していく『戦略』を持った経営に転換し、『稼ぐ力』を高め、『強い中小企業』へと成長することが重要である。」(概要 p1)
役所の文書としては、かなり踏み込んだ表現です。「変わらないことが一番危ない」と国が公式に言っている。
白書が挙げる打ち手は両輪です。付加価値額の増加(価格転嫁、高付加価値化、事業承継・M&Aによる事業再編)と、労働投入量の最適化(AI活用・デジタル化)。稼ぎを増やしつつ、無駄な手間を減らす。片方だけでは足りない、という整理です。
現場で言えば、値上げの交渉だけしても現場が回らなければ疲弊するし、AIで効率化だけしても単価が安いままなら利益は増えません。両方を同時に触るのが、白書の言う「戦略を持った経営」です。
一度に全部は無理でも、片方ずつ、順番に手をつけることはできます。まずどちらから触るのかを決めるところが、いちばん相談の多い場所です。
合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。
