賃上げの話になると、多くの経営者が「原資がない」と言います。それは事実です。ただ、賃上げをすることで受け取れる制度があることは、意外に知られていません。
業務改善助成金。上限600万円、補助率3/4〜9/10、通年公募、申請難易度は低い部類。事業場内の最低賃金を一定額以上引き上げ、あわせて生産性向上のための設備投資等を行った中小企業が対象です。
補助率9/10というのは、補助金の中でもかなり高い水準です。100万円の設備なら、自己負担が10万円台まで下がる計算になります。
構造を整理するとこうなります。①賃上げをする(どのみち最低賃金は上がる。2025年度は1,121円、前年比+66円)②同時に設備を入れる ③その設備代の大半が返ってくる ④設備で生産性が上がり、賃上げ分を吸収する。
順番が肝心です。先に賃上げを決めて、そこに制度を当てる。制度を見てから賃上げ額を決めようとすると、たいてい間に合いません。
最低賃金の改定時期は毎年決まっています。逆算して動けば、同じ賃上げでもまったく違う結果になります。
合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。
