数字から入ります。2025年の中小企業の春闘賃上率は4.65%。約30年ぶりの高水準です。最低賃金は1,121円(2025年度、前年比+66円、+6.3%)。中小企業の現金給与額は月322.1千円、大企業との給与比率は1.24倍(p17-20)。
賃上げはもはや「するかどうか」ではなく、「どうやって原資をつくるか」の話になりました。上げなければ人が採れず、上げれば利益が消える。この板挟みが、いま多くの経営者を悩ませている場所です。
原資のつくり方は3つしかありません。①単価を上げる(価格転嫁)②同じ人数で回せる量を増やす(生産性)③外から引く(補助金・助成金)。
そして③には、賃上げそのものに使える制度があります。業務改善助成金は、事業場内最低賃金を引き上げた上で設備投資等を行った中小企業に、上限600万円・補助率3/4〜9/10で支給されるものです。申請難易度も比較的低い部類に入ります。
「どうせ上げなければならないなら、上げることでもらえる制度に乗る」。順番を変えるだけで、同じ賃上げの手触りが変わります。
合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。
