2026年版中小企業白書の数字を並べます。中小企業全体の現預金残高は291.1兆円。借入金等は173.5兆円。売上高は139.7兆円、経常利益は6.9兆円(p4, p7)。
現預金が借入を大きく上回っています。つまり、日本の中小企業は全体として、借りている以上に現金を持っている。
これは慎重さの表れで、悪いことではありません。ただし、歴史的な円安が続き、物価も上がっている局面では、現金で持ち続けること自体にコストがあります。同じ100万円で買える設備は、年々小さくなっていく。
判断のポイントは「使うか貯めるか」の二択ではありません。「使うなら、何に化けさせるか」です。値下がりする消耗品に化けさせるのか、10年使う設備に化けさせるのか、人の時間を返してくれる仕組みに化けさせるのか。
補助金が効くのはここです。同じ支出でも、補助率2/3の制度に乗れば、手元から出る現金は1/3で済む。貯めた現金を、いちばん効率よく資産に変換する装置として補助金を使う——これが本来の使い方だと考えています。
合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。
