二つのデータを並べてみます。
日本政策金融公庫の調査(2024年11月)より
- 中小企業の後継者不在率:54.5%(2023年時点)
- 仕入価格の上昇分のうち販売価格に転嫁できているのは45〜48%のみ
この二つが同時に起きているのが、今の中小企業の現状です。
後継者がいない会社は、経営者が引退した時点で廃業になる可能性が高い。一方でコストは上がっているのに、価格は上げられない。利益が出ないから、後継者を育てる余裕もない。このループが秋田の田舎法人を静かに追い詰めています。
この問題に、AIはどう効くか。
まず「価格転嫁が進まない理由」を考えると、多くの場合は「根拠がないから交渉できない」です。「うちのサービスの価値はいくらか」を数字で示せないから、値上げを言い出せない。
AIを使って顧客データを分析し、「御社の顧客が最も価値を感じているポイント」を可視化する。そこに価格根拠を作る。これがSOUSUIの伴走支援の出発点の一つです。
次に「後継者問題」。これは短期では解決できませんが、AIで「属人性を下げる」ことはできます。
- 経営者しかわからない業務をマニュアル化→AI文書生成で自動化
- 顧客情報・価格体系・仕入れ先ノウハウをデータベース化
- 「社長がいなくても動く仕組み」を少しずつ設計する
後継者問題の本質は「情報が経営者の頭の中に入りすぎている」ことです。AIで「頭の中を外に出す」支援が、廃業を防ぐ最初の一手になります。
合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。