合同会社ヨミノワの金利健診(法人向け)。返済予定表と通帳だけで、「金利が上がると、御社の支払いは年にいくら増えるか」を1枚にします。試算表は要りません。数字を出すだけのサービスで、借り換えや金融機関のご紹介はしません。
返済額が変わっていないことが、いちばん危ない状態です
変動金利の借入は、金利が上がると契約どおり自動で利息が増えます。銀行から個別に相談の連絡が来るとは限りません。多くの場合、気づくのは通帳の引き落とし額が変わった日です。
そして、気づいた時にはもう次の引き上げが決まっています。「うちの返済はまだ変わっていない」は安心材料ではなく、これから変わる分をまだ数えていないという意味です。
金利健診は、その「これから変わる分」を先に1枚の紙にするサービスです。
いま、金利まわりで何が決まっていますか?
- 日銀の政策金利が1.25%に ── 2026年9月17・18日の会合で、1.0%から1.25%へ引き上げられました。
- 短期プライムレートが、今年3回目の引き上げへ ── 短期プライムレート(=銀行が一番条件の良い取引先に貸す金利。多くの変動金利の基準。略して「短プラ」)は、多くの銀行で2026年に入ってから、2月・8月に0.25%ずつ上がりました。そして11月に3回目が決まっています。たとえばみずほ銀行は、2026年11月2日に2.375%から2.625%へ引き上げると公表しています。時期と水準は銀行ごとに違います。
- 既存の借入にも乗る ── たとえばりそな銀行の発表では、新しく借りる分だけでなく、すでにある借入にも「変更日以降の利息支払日から」適用されるとしています。
つまり、1年前と比べて、変動金利の借入は年0.75%ほど重くなる計算です。多くの場合、そのうち2回分はもう引き落とし額に乗っています。
年にいくら増えるのですか?
計算そのものは単純です。変動金利の借入残高 × 上がった金利が、1年間に増える利息のおおよその額です。
| 変動金利の借入残高 | 2026年の3回分(+0.75%)で増える利息/年 | 月あたり | もう1回上がったら(+1.0%)/年 |
|---|---|---|---|
| 1,000万円 | 7.5万円 | 約6千円 | 10万円 |
| 3,000万円 | 22.5万円 | 約1.9万円 | 30万円 |
| 5,000万円 | 37.5万円 | 約3.1万円 | 50万円 |
| 1億円 | 75万円 | 約6.3万円 | 100万円 |
※返済が進むと残高が減るため、実際の増加額はこれより少し小さくなります。金利の種類(固定・変動)や契約の条件で変わります。
「年◯万円」だと、正直ピンと来ないのですが
来ないと思います。なので金利健診では、売上に置き換えた数字も一緒に出します。
増えた利息を払うには、その分の利益が要ります。利益を出すには、その何倍もの売上が要ります。たとえば粗利率が25%の会社なら、
| 変動金利の借入残高 | 2026年の3回分で増える利息/年 | それを埋めるのに要る売上(粗利率25%の場合) |
|---|---|---|
| 1,000万円 | 7.5万円 | 30万円分 |
| 3,000万円 | 22.5万円 | 90万円分 |
| 5,000万円 | 37.5万円 | 150万円分 |
| 1億円 | 75万円 | 300万円分 |
「利息が年75万円増えます」より、「売上300万円分の仕事が、利息に消えます」の方が、同じことを言っているのに距離が近く感じられるはずです。新しい情報は何も足していません。同じ数字の置き場所を変えているだけです。
何を用意すればいいですか?
返済予定表と通帳だけです。
- 返済予定表(金融機関ごと・全部)── 金利の欄が「変動」「短プラ(短期プライムレート)連動」になっているものを拾います
- 通帳(借入の引き落としが出ている口座)── 実際に毎月いくら出ているかを確かめます
月次の試算表は求めません。試算表が毎月きちんと出ている会社は、多くの場合、すでにこの数字を把握しています。この健診が役に立つのは、むしろ「試算表までは手が回っていない」会社です。
何が返ってきますか?
1枚の紙です。中身は次の3つだけです。
- A. 変動金利の借入残高(返済予定表から拾った合計)
- B. 2026年の引き上げで、年にいくら増えるか(もう1回上がった場合も並べます)
- C. それを売上に置き換えると、いくら分か
金利の解説や、景気の予想は載せません。この紙は予想を当てるための紙ではなく、「自社にいくら効くか」を先に知るための紙です。
数字が出たあと、何ができますか?
金利そのものは下げられません。経営努力の外にあるものです。
当社が実際にお手伝いできるのは、増える利息に見合う分のムダな作業や固定費を、別の場所で減らすことです。人を減らすのではなく、作業そのものを減らす方向で考えます(AI駆動開発・AI受託)。費用の一部に使える制度があれば補助金の相談で見分けます。
数字を見て「これは借入の組み方そのものを考え直す段階だ」と分かった場合は、再生前コンサルの考え方で、次の一歩を整理します。
この健診が「しないこと」
はっきり書いておきます。この健診は数字を出すだけのサービスです。
- 借り換え先の金融機関をおすすめしたり、ご紹介したりはしません。金融機関と借り手の間に入って契約をまとめること(銀行代理業・貸金業の媒介)にあたる仕事は、当社はお引き受けしません。
- 金融機関から紹介料や成功報酬を受け取ることはありません。
- 将来の金利を予想したり、保証したりするものではありません。最終的なご判断はお客様が行うものです。
- 数字はご提出いただいた資料に基づいて出します。資料の正確さはお客様にご確認いただきます。
- 個人の住宅ローン・資産運用・金融商品のご相談はお受けしていません。対象は法人・個人事業の事業用の借入です。
よくある質問
固定金利の借入しかありません。
その場合、今回の引き上げの影響は、次に借り換える時・新しく借りる時までは出ません。健診でそれを確かめるだけでも、安心材料になります。
銀行に相談するのと、何が違いますか?
銀行は貸す側です。当社は貸す側でも借りる側でもない立場で、複数の銀行の借入をまとめて1枚に並べるところだけを引き受けます。どの銀行とどう付き合うかは、数字を見たうえで社長が決めることです。
顧問先でなくても受けられますか?
受けられます。単発でのご依頼が可能です。料金は借入の本数などによって変わるため、着手前に書面でお見積りをお出しします。
金利健診のご依頼・ご相談はお問い合わせフォームから。「借入の本数」と「変動金利がありそうか」を一言添えていただくと、話が早く進みます。
出典(確認日 2026-10-02):日本銀行 2026年9月17・18日 金融政策決定会合(政策金利を1.0%程度から1.25%程度へ。解説:大和総研 2026年9月18日)/みずほ銀行「短期プライムレートの改定について」(2026年9月18日)/三菱UFJ銀行(2026年2月2日の改定)・同(2026年8月3日の改定)/りそな銀行「短期プライムレートの引き上げについて」(2026年6月17日・既存の借入への適用)/銀行代理業の定義:銀行法 第2条第14項(e-Gov法令検索)
最終更新: 2026-10-02