現場ごとにバラバラだった進捗・塗料在庫・足場の予定・原価を1つのアプリにまとめた塗装業の事例。試用版を納品し、補助金と並行して進行中。合同会社ヨミノワ(秋田市)の仕組みづくり(受託開発)。
この事例は、お客様が特定されないよう社名・地域・時期を伏せて書いています。数字は納品物にある実測のみで、盛っていません。進行中の案件なので、結果の数字はまだありません。
業種
塗装業(住宅・建物の外装塗装)
規模
複数の現場を同時に抱える施工会社。社長が現場と経営の両方を見ています。
困りごと
「今どの現場がどこまで進んでいるかが、頭の中にしかない。」
- 現場の進捗は電話と口頭。共有した気になって、していない
- 塗料の在庫が現場ごとにバラバラで、足りないと分かるのが現場に着いてから
- 足場の撤去予定を忘れると、そのまま余計な費用になる
- 原価と工期は、期が終わってから初めて分かる
紙とホワイトボードと記憶で回っている、という状態でした。
やったこと
- 画面から設計。 システムの中身の話をする前に、「スマホでどの画面を、どの順番で見るか」を先に描きました。 現場の人が使わない画面は、作っても無駄になります。
- 4つの画面に絞る。 ①今日の現場一覧(地図と進捗の色分け)②塗料の管理(ラベルをカメラで読む)③足場の管理(撤去予定日と残り日数)④経営のダッシュボード(原価の推移と工期の平均)。増やしたくなるのを我慢するのが設計の仕事でした。
- 試用版と、紙のマニュアルを納品。 画面を触れる形にして、操作の手順書を1冊お渡ししました。
- 補助金の戦略を並行で。 導入費用に使える制度を整理し、「不採択だったらどこへ回すか」まで含めた段取りを作りました。一発勝負にしない形です。
変わった数字
- 試用版として納品した画面:4種(現場一覧/塗料管理/足場管理/経営ダッシュボード)
- 操作マニュアル:1冊(納品済み)
- 補助金の交付決定は、まだ出ていません。 判明の見込みは申請年度の下半期です。出ていないものを「通りました」とは書きません。
- 原価や工期がどれだけ改善したかの数字も、まだありません。 本番運用がこれからだからです。測れたら、このページに追記します。
期間
設計から試用版の納品まで数か月。 現在も進行中です。
この事例での当社の役割
当社は「見えなかった経営の地層を掘り起こし、横につないで、一緒に事業を育てる会社」です。この事例を、その3つに分けるとこうなります。
| この事例でやったこと | |
|---|---|
| ① 掘る | 頭の中と電話にしかなかった進捗・塗料・足場・原価を、4つの画面に集めた |
| ② つなぐ | 導入費用に使える制度を整理し、不採択だったときの回り先まで段取りした |
| ③ 育てる | 試用版から本番運用へ。原価や工期の数字が測れたら、このページに追記する |
この事例から言えること
現場管理のシステムは、機能を足すほど使われなくなります。 この案件でいちばん時間をかけたのは、「載せない機能を決めること」でした。
もうひとつ。補助金は一発勝負にしない、というのがヨミノワのやり方です。制度によっては、不採択になると同じ年度に出し直せません。だから、外れたときの回り先を先に決めておきます。
仕組みづくりは仕組みづくり(受託開発)、補助金は補助金の相談・初回診断を見てください。
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最終更新: 2026-10-12