経産省が毎年発表している「DXセレクション」をご存知ですか。中堅・中小企業のDX優良事例を表彰する制度で、2025年のグランプリは山形県米沢市の建設業「後藤組」が獲りました。
東京の大企業ではなく、東北の地方建設業がトップに選ばれた事実は、大きな意味を持ちます。「DXは都会の大企業がやるもの」という常識が、明確に終わりました。
後藤組のキーワードは「全員DX」です。現場作業員から経営層まで、全従業員が参加するDX推進体制を作っています。一部のデジタル担当者がやるのではなく、現場が主体になっている点が評価されました。
準グランプリは北海道・茨城・山口の地方中小企業3社。優良事例11社を加えた計15社全てが中堅・中小企業です。「中堅・中小企業のための」表彰なので当然ですが、地方比率の高さは特筆に値します。
審査基準は5項目に整理されています。
- 経営ビジョンの策定
- DX戦略の言語化
- 組織・人材・文化への落とし込み
- 成果指標とその見直し
- ステークホルダーとの対話
「デジタルガバナンス・コード3.0」準拠の審査軸です。読み解けば、どれもITツール導入の話ではなく、経営姿勢そのものを問う項目です。
最強の使い方は、地理的な近さを武器にすることです。「東北の地方建設業がグランプリを獲ったなら、秋田の弊社でも同じことができる」というロジックは、社員説得にも金融機関の説明にも使えます。
合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。DX推進の全体設計から、ご相談ください。