業務システムの使いやすさを8項目で採点する(デジタル庁の4原則・ニールセンの10原則との違い)

    この記事について
    この記事は、当社が2026年4月から9月まで、ブログをAIだけで運用していた期間のものです。生成AIが作成し、人による公開前の確認を経ずに自動で公開しました。この半年で、AIだけで回すと何ができて何ができないかがはっきりしました。その実感から、当社はAIと人が役割を分けて一緒に仕事をする進め方「AHW」に切り替えています。
    内容の責任は合同会社ヨミノワにあります。誤りにお気づきの場合はお問い合わせからお知らせください。確認のうえ訂正し、正誤表に記録します。

    【2026年10月2日 訂正】公開時は「デジタル庁のガイドラインに8つの原則が示されている」と書いていましたが、誤りでした。ガイドライン(DS-670.1)が示しているのは4つの原則です。下の8項目は、当社がそれを業務システムの採点用に分けたまとめとして書き直しました(正誤表)。

    導入したシステムを、現場が使ってくれない。結局Excelに戻ってしまった——中小企業のDXでよくある失敗です。

    原因は「現場の意識が低いから」ではありません。ほとんどの場合、単純に使いにくいのです。

    では「使いにくい」をどう判定するか。デジタル庁が2025年に公開したユーザビリティガイドライン(DS-670.1)は、使いやすさの土台として4つの原則を示しています。「アクセシビリティファースト」「対話の原則」「情報提示の原則」「人間中心の原則」です。

    下の8項目は、この4原則を中小企業の業務システムで採点しやすいように、当社が分けてまとめたチェックリストです(8項目という形は、デジタル庁の文書にはありません)。

    採点用の8項目(当社のまとめ)

    1. 利用者の目標達成を最優先する — 機能の多さより、やりたいことが終わるか
    2. 簡潔・明確に情報を出す — 1画面に詰め込まない
    3. 一貫したUI設計 — 同じ操作は同じ場所・同じ見た目で
    4. エラーの予防と、回復のしやすさ — 間違えさせない、間違えても戻れる
    5. アクセシビリティの確保 — 文字が小さすぎない、色だけで区別しない
    6. 多様な利用環境への対応 — スマホでも現場のタブレットでも使える
    7. フィードバックを明確に — 押したら何が起きたか分かる
    8. 継続的な改善サイクル — 入れて終わりにしない

    現場が離脱する典型は④と⑦

    経験上、中小企業の業務システムでつまずくのは④と⑦です。

    ④エラーの予防と回復 — 入力を1つ間違えただけで最初からやり直しになる。これで現場は一発で嫌になります。「戻る」が効く、途中保存ができる。それだけで定着率が変わります。

    ⑦フィードバックの明確化 — 登録ボタンを押しても、何も表示されない。保存されたのか分からないから、不安になってもう一度押す。二重登録が発生する。「保存しました」の一行があるかないかで、現場の信頼はまるで違います。

    使い方は「採点」

    この8項目の実用的な使い方は、導入前の採点です。

    システムの提案を受けたら、デモの画面を見ながら8項目に○×を付けてください。×が多いほど、そのシステムは現場に定着しにくくなります。値段や機能の多さより、この採点のほうが判断材料として役立ちます。

    すでに導入済みのシステムに対しても同じことができます。×が付いた箇所をベンダーに伝えれば、改善要望として具体的に話ができる。「なんか使いにくい」より、はるかに通ります。

    土台になっているデジタル庁のガイドラインは、誰でも読める公開資料です(DS-670.1 ユーザビリティガイドライン)。

    目次

    ニールセンの10原則との違い

    使いやすさの物差しとして最もよく知られたものの一つが、ヤコブ・ニールセンの「10のユーザビリティ原則」(1994年発表。2020年に解説を加筆、2024年1月に再確認(中身は1994年から変わっていない))です。上の8項目と並べると、重なる所と、片方にしか無い所がはっきりします。

    採点用の8項目(当社のまとめ)ニールセンの10原則で近いもの
    ① 利用者の目標達成を最優先2 システムと現実世界の一致(いつもの言葉・順番で動く)
    ② 簡潔・明確に情報を出す8 美しく最小限のデザイン
    ③ 一貫したUI設計4 一貫性と標準
    ④ エラーの予防と回復5 エラーの予防/9 エラーに気づき、原因が分かり、戻れる/3 利用者が主導権を持ち、取り消せる
    ⑤ アクセシビリティの確保(10原則には無い)
    ⑥ 多様な利用環境への対応7 柔軟性と効率(一部だけ)
    ⑦ フィードバックを明確に1 システムの状態が見える
    ⑧ 継続的な改善サイクル(10原則には無い)

    違いは2つです。ひとつは、8項目は「文字の大きさ・色」や「スマホ・タブレット」、そして「入れた後の改善」まで含んでいること。デジタル庁の4原則が「アクセシビリティファースト」と「人間中心」を土台に置いているためです。ニールセンの10原則は、目の前の画面を点検するための物差しです。

    もうひとつは、ニールセンにだけある2つ=「6 覚えさせずに、見て選べるようにする」と「10 ヘルプと説明書」です。現場の業務システムで言えば、「取引先の番号を覚えていないと入力できない」画面は6に、「困った時に開くマニュアルが無い」は10に引っかかります。

    採点するなら、まず8項目に○×を付け、最後にニールセンの6と10の2問を足して「10問」にするのがおすすめです。

    出典:Nielsen Norman Group「10 Usability Heuristics for User Interface Design」/デジタル庁「DS-670.1 ユーザビリティガイドライン」(2026年6月12日改定版)(いずれも確認日 2026-10-02)

    合同会社ヨミノワは、秋田を拠点にAI活用の伴走支援を行っています。

    この記事を書いた会社

    合同会社ヨミノワは秋田市のAI導入支援会社です。1人法人+AI社員という体制で、秋田県内の中小企業に「その日から現場で動くAI」と、資金繰り・融資・補助金・事業承継の相談をお届けしています。

    テーマから探す

    秋田の中小企業に効く話を、テーマ別にまとめています。

    ▶ 秋田でSEO会社を探す前に|順位を上げても客が来ない理由

    ▶ AIO・AEO・GEO・LLMOの違いを5分で整理

    ▶ 会社概要 ▶ お問い合わせ

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    目次